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2010年06月24日

旧青山別邸

昨日から続いた すごい雨も ようやくあがり

少し 涼しい風が ふいております。

6月11日のブログで 紹介できなかった 旧青山別邸について

紹介いたします。

私も今回で 6回目になりますが、牡丹が満開の時期に訪れたのは

はじめてで 今までとは違った雰囲気を味わうことができました。

旧青山別邸は 日本海を見おろす 北の美術豪邸といわれております。

青山家は祝津の網本で明治・大正を通じにしん漁で巨万の富を築きあげました。

その三代目娘、政恵が17歳の時 山形県酒田市にある本間邸に魅せられ

大正6年から6年半余りの歳月をかけ建てた別荘が旧青山邸です。

北前船で運ばれた最高の素材と匠の技で、金に糸目をつけずに

建てられました。母屋には春慶塗が施され、18室の各部屋の襖絵や

書は、当代一流の画家・書家が描きました。

牡丹の間は「人の一生をあでやかな牡丹の花で表現した」と作家の

渡風氏が語ったように、つぼみから散るまで4枚の襖絵に華麗に描かれています。

八仙人の間は13枚の襖絵の中に八仙人を見事に描いた大作。

純和風建築の中に大正ロマンを彷彿とさせるモダンな洋室や、

雪どけ水が庭に流れ出る様を表現した趣きある

枯山水の庭園などが見られます。四季の花が庭を彩り、今や小樽を代表する

歴史的建造物と評されております。

是非 皆さまもお着物で 訪れてみませんか。

6月27日まで牡丹・芍薬まつりが開催されております。

昭和の名曲 「石狩挽歌」ゆかりの地でもあります。