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2011年02月05日

公開講座 第2弾 「結城紬」

第1回目の喪についての公開講座が好評につき、第2弾を行うことと

なりました。

第2弾は 国の重要無形文化財にも指定されている「結城紬」についての

お勉強です。いざり機の実演をお見せいたします。

本場結城紬で使用される糸は100%手つむぎ糸使用。

手つむぎ糸とは? その前に 繭とは?

021  蚕は桑の葉を食べて成長し

 八の字を描くように糸を吐き出しながら

 「まゆ」を作っていきます。

 「まゆ」の一つ一つは、すべて一本の

                糸がつながって形成され、短いものでも

1000メートル、長いものは1500メートルにもなります。

 この「まゆ」を煮て、指先でひろげ5~6粒を重ね所定の

袋状にして真綿をつくります。

020   できた「真綿」を「つくし」という

 糸取り道具にからませ、指先で

 引き出したものを「手紬糸」といいます。

 この糸を使用する本場結城紬は

                「軽く」「あたたかく」「丈夫」が特徴であり

科学的にも実証されています。

「糸つむぎ」は重要無形文化財指定三工程の一工程です。