第1回目の喪についての公開講座が好評につき、第2弾を行うことと
なりました。
第2弾は 国の重要無形文化財にも指定されている「結城紬」についての
お勉強です。いざり機の実演をお見せいたします。
本場結城紬で使用される糸は100%手つむぎ糸使用。
手つむぎ糸とは? その前に 繭とは?
蚕は桑の葉を食べて成長し
八の字を描くように糸を吐き出しながら
「まゆ」を作っていきます。
「まゆ」の一つ一つは、すべて一本の
糸がつながって形成され、短いものでも
1000メートル、長いものは1500メートルにもなります。
この「まゆ」を煮て、指先でひろげ5~6粒を重ね所定の
袋状にして真綿をつくります。
できた「真綿」を「つくし」という
糸取り道具にからませ、指先で
引き出したものを「手紬糸」といいます。
この糸を使用する本場結城紬は
「軽く」「あたたかく」「丈夫」が特徴であり
科学的にも実証されています。
「糸つむぎ」は重要無形文化財指定三工程の一工程です。