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2011年02月21日

おはしょり

無料おけいこに行ってきました。今日で2回目ですが

毎日 おけいこしていたようで、とても上達しておりました。

一人息子さんの卒業式に着ていきたいという目標があるので本当に

一生懸命におけいこをしております。一生懸命なので、いろいろな疑問も

たくさん出てくるようです。今日も おけいこしながら、おはしょりがきれいに

いかないと 自分でいろいろ考えておりました。そして急に 「なんのために

おはしょりってあるんですか?」おはしょりない方が簡単ですよね。

ごもっとも。それから どんどん話は広がり、男性の着物は対丈。

よく、相手に 譲る時に 少し位、身長が違っても おはしょりで調整できるとか・・・

男性がうたた寝した時に はおってあげる時に、足が出ないように、女物を長く

仕立てたなどと 少し艶っぽい話もあります。

お端折り(おはしょり)って どんなものかについての説明はできますが

「なぜ発祥したのか」「役割はなんなのか」というのは、相手に納得いく

説明は本当にむずかしいです。

本来は江戸時代のきものの歴史から話さなければなりませんが

そこは はしょって、とりあえず「おはしょりの発祥から」

きものを着て、広帯を胸高に締めた時、腰から下の裾部分の下半身が

不安定、無防備となるので安定と防備の為に下半身の腰に紐を締めましたが

美的に悪いため

“たくし上げていた”部分で覆い隠したのが≪お端折り≫の形になったのだ

そうです。納得してくれるでしょうか?

次回は「おはしょり」の役割について・・・・・・・・