日別アーカイブ: 2012年2月10日

2012年02月10日

喪の勉強会

喪の勉強会も今日で3日目。

改めて 家紋について考えさせられる西村先生の 講義です。

家紋

家紋は本家の家紋に対して失礼のないように、丸をつけたり、雪輪をつけたり

ねじったり、折ったり、葉を増やしたり などなどしながら 5,000以上に・・・・・

よく関東は丸をつける、関西は丸をつけないと言うますが これは間違いだそうです。

昔の寿命は今ほど長くなく 40~50年・・・

子供たちに伝えてきたのは 名字ではなく家紋でした。

箪笥・長持ち あらゆる調度品に家紋をつけておりました。

何百万人という人(ご先祖様)が今、私たちに家紋を伝えてくれています。

留袖・黒紋付き(喪服)に今も伝えつがれている家紋

背紋はご先祖様が 抱き文(胸)は両親 袖紋は兄弟親戚というように

五つの紋の中にその人の血筋がすべて現れているのです。だから黒紋付きは

そういう家族の思いが凝縮されて私たちのお守りになるのです。

お墓の家紋は遺族をお寺さんが守ってくれ、

瓦屋根の家紋は 建物と敷地をお守りしてくれるのです。

男の子は 生まれてすぐ家を背負ってたちます。だから お宮参りの一つ身も

七五三の紋付にも 必ず家紋が入っております。

しかし女の子の お宮参りの一つ身にも。七五三の晴着にも成人式の振袖に

家紋は入っておりません。

女の子は19歳の厄年に与えるのが良いとされているそうです。

ご先祖さまに守っていただき これから大人の自覚をもってくださいという意味が・・・・

などなど 本当に なるほどとうなずく お話がたくさん聞け、出席された皆さんは

とても 喜んでいただけました。

残り 後一日です。ぜひ お出かけください。