最近はテレビ・雑誌でも毎日、某歌舞伎役者の話題でもちきりですね。
だからという訳ではありませんが、今日は歌舞伎について・・・・・・・・・
歌舞伎は伝統芸能といういかにも堅苦しい雰囲気ですが、本来庶民の
楽しみでした。
“自由人のかぶき者”阿国(おくに)
江戸時代に庶民の演劇として花開いた歌舞伎。
江戸幕府が開かれた1603年頃、出雲の阿国という女性が
京都で興行し、絶大な人気を博した“かぶき踊り”が、現在の
歌舞伎の源だといわれているそうです。
阿国の舞台の特徴は、派手で奇抜な衣装を身にまとい、時に
男装をして女装の男優とラブシーンを演じるなど、当時の人々の
度肝を抜く斬新さにあったようです。
“かぶく”という言葉は「常識からはずれたふるまい」を意味し、
そのような人々を「かぶき者」と呼びました。阿国の自由闊達な
かぶき踊りに触発され、多くの女性芸能集団が生まれたものの
“風紀を乱す”という理由から女性は舞台に立つことを禁じられました。
これを機に、女形が誕生することになったのだそうです。
「しばわんこ」より