日別アーカイブ: 2010年12月8日

2010年12月08日

歌舞伎

最近はテレビ・雑誌でも毎日、某歌舞伎役者の話題でもちきりですね。

だからという訳ではありませんが、今日は歌舞伎について・・・・・・・・・

歌舞伎は伝統芸能といういかにも堅苦しい雰囲気ですが、本来庶民の

楽しみでした。

“自由人のかぶき者”阿国(おくに)

江戸時代に庶民の演劇として花開いた歌舞伎。

江戸幕府が開かれた1603年頃、出雲の阿国という女性が

京都で興行し、絶大な人気を博した“かぶき踊り”が、現在の

歌舞伎の源だといわれているそうです。

阿国の舞台の特徴は、派手で奇抜な衣装を身にまとい、時に

男装をして女装の男優とラブシーンを演じるなど、当時の人々の

度肝を抜く斬新さにあったようです。

“かぶく”という言葉は「常識からはずれたふるまい」を意味し、

そのような人々を「かぶき者」と呼びました。阿国の自由闊達な

かぶき踊りに触発され、多くの女性芸能集団が生まれたものの

“風紀を乱す”という理由から女性は舞台に立つことを禁じられました。

これを機に、女形が誕生することになったのだそうです。

                                    「しばわんこ」より