2011年05月17日

紬の会 NO2 小樽能楽堂

小樽能楽堂は5月中は まだ冬囲いされており、外からは 能舞台を

見ることはできませんでした。 でも そのお陰で中の揚幕板戸から

 能舞台に上ることができました。

本来は 能舞台を 踏むことは できないのだそうです。

みんな 能楽師気分で 足袋ですり足・・・・・・・・・・・

なんと 能舞台の上で記念写真まで 写してしまいました(^-^)

小樽市能楽堂は、佐渡出身で荒物雑穀商として成功し、市議会議員

として小樽市にも貢献した、岡崎 謙氏が自宅邸内に建築した能舞台で

大正15年に竣工されました。

岡崎氏の没後(昭和29年)小樽市に寄贈され、昭和36年に公会堂の

移設に伴って現在地に移されたということです。

この舞台は靖国神社に移築されていた元の芝能楽堂を模範にしており

故郷の佐渡で掘り出した直径2mを超す神代杉(水土中に埋もれた杉で

特殊な材色を放つ)や九州産の桧などの特選材料を調達したそうです。

神代杉の運搬には舟一隻を借り切り、木挽も佐渡から呼び寄せ、

能舞台の構成は、屋根は入母屋造り、二軒(ふたのき)、柱頭の組み物は出三斗、

蟇股(かえるまた)は四方向に二個ずつ計八個という造り。

また 鏡板の松、切り戸口の竹、揚げ幕戸口の唐獅子は狩野派第17代

狩野秉信が格式に基づいて描いたもの。

冬囲いがとれたら 舞台から小樽の海を遠望できるとか・・・・・・

ホントに もう一度 行ってみたい お薦めスポットです(*^_^*)

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