2012年09月14日

源氏絵貝合わせ

 

貝あわせ

蛤の姿は栗に似ているので、浜の栗と名づけられ、勝栗と

同じようにめでたい場に使われてきたようです。

昔は、珍しい貝に歌を添えて、その美しさをあらそったようです。

それが 貝あわせであったようです。

しかし 平安朝時代の末には、蛤の貝の中に美しい絵をかいて

右の地貝と左の出貝を多く合わせたものが勝ちとなる貝覆も、貝合わせと

呼ぶように なったようです。

その貝を入れた「貝桶」を婚礼の調度の第一とするのは

蛤は他の貝と合わせて合わぬ物なる故」であったようです。

この貝合わせには、その願いがこもっているようです。

また、お茶の香合としても重宝されているようです。

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