やっぱり北海道。日中 暑くても 朝夕は過ごし易くなってきました。
どんなに暑くても おけいこにはきもので出かけます。
時々は「よくこんなに暑いのにきもの着るよね」というような目でも
見られますが ・・・・・・・・ごもっとも(--〆)
夏の着物には 欠かせないのが 扇子。
最近は 若い方でも バックに扇子を入れている方が多くなりました。
人様の扇子の柄を見るのも 楽しみです。
私も 数本の扇子を持っています。着物と場所によって
使い分けております。
この扇子は 梅沢富美男さんのコンサートで
勢いで買ったものです。
でも 大きくて使いやすいので満足しております。
扇子は 昔から和服の正装には 必ず携帯し、神事の儀式・舞踏・お茶などにも
使われます。扇子は古来から日本にあり、初めは薄いヒノキの板を何枚も
糸で連ねて開閉する「桧扇」といわれるもので、平安時代の宮廷貴族を
雅やかに彩りました。その後、今のような竹や木に紙を貼った紙扇ができ
ました。扇子は開いた形が末広でおめでたい形なので結婚の結納品や
祝いのための配り物などにも使用されます。
また扇子には「結界」の意味もあります。
挨拶のお辞儀の時、膝前におくことで、謙譲の意味を表して
おります。
日本に昔から受け継がれてきているものには、物としての役割
だけではなく 日本人の忘れかけている「心」の方が大きいのですね。