お生徒さんから 秋田のおみやげで 「いぶりがっこ」を
いただきました。
燻製乾燥という 独特の乾燥法で、風味に特徴のある秋田いぶりがっこは
秋田の気象条件・風土が育んだ知恵の産物のようです。
晩秋から初冬にかけては 秋田県内陸部は晴天の日が長く続かず
天日乾燥法による干し大根の製造には適さないことから、その対処法として
かんがえだされたようです。
秋大根を細ひもで編み、天井に吊り下げ、ナラや桜等の木を囲炉裏に燃やすと
独特の香りが大根を包み込み、その囲炉裏火で夜間も余熱を残しつつ
じっくりと水分がぬける程に 香りがついてくるのだそうです。
こうして 燻製乾燥した後、米糠床でじっくり漬け込み、2~3か月以上低温で
静かに熟成せたら、 独特の香ばしい木の香りと素朴な味わいが出てくるのだ
そうです。