今日は札幌の豊平川で年に一度の花火大会。
学院にとっては浴衣の着付けで 大忙しの一日です。
毎年 たくさんの呉服屋さんより着付け依頼が入ります。
私は 毎年若者に人気のある 着物のお店で着付けをしております。
今年は 1時から8時まで休む間もなく 浴衣着付け・・・・・・
アラカンの私にとっては 年々体に堪えるように・・・・・・・・(ー_ー)!!
でも・・・・体力的にはきついけど たくさんの若者のエネルギーをもらい
すご~く いろいろなことを 教えられます。
まったく着物の基本もなにもわからない若者が、自分の感性で浴衣を着る・・・・・
帯を3本使ってください・・・帯の代わりにベルトでしてください・・・・
伊達衿を3本入れてください・・・・ 花魁風に着せてください・・・・・
帯を前と後ろで結んでください・・・・
私の中には ない 要望が 毎年 多くなります。
もちろん 帯結びでも こちらが良しとしても 今の若い方は納得がいかなければ
OKはだして くれません (ー_ー)!! めげてなんていられません・・・・・・
はじめから最後まで アンテナを張り巡らせ 顔を合わせた瞬間から、雰囲気
持ち物・話し方 などなど 観察(ごめんなさい)し お客様を 最高に輝かせて
あげるように 努力します。だから長時間でも あっという間に 時間が過ぎてしまいます。
アラカンばあちゃんにとっては 新しい発見ができる すてきな時間なのです。
そしてなんといっても 終わった後・・・・・・・
それぞれの お店でがんばった 講師が 集まり おいしいビールで乾杯!!
街で見かける多くの浴衣姿は何処で誰に着せてもらってるのだろうか?と考えてもみませんでした。
そうなんですね= 着付教室の方もお手伝いしてるんですね。 ”お疲れ様でした”
私も今日街へ出かけ沢山の若者達の浴衣姿を見かけました。
様々な帯結びに加えヒールの高いサンダル姿等もあり履き慣れない下駄で歩くと足も痛くなるし 靴使用も一案だと感じました。
小母さんがすれば「常識知らず」で笑い種ですが若いとOKですよね。
人が何と言おうと本人が楽しめればそれで良いのです。友達が男性の浴衣の帯の位置が高く「まるで子供の帯のようだ」って話題になりました。
そう言われてみて男性の浴衣をみるとチグハグな帯結びばかりでした。多分自分で着たのでしょう。
ですが それも「花火に一丁オレも浴衣着て行ってみるか!」と普段着慣れない浴衣に興味を持ったのだから それはそれで良いと感じました。
最初から「浴衣なんか着てなんになるの」とフテブテシイさめた若者よりもメンコイよ。
若者だけでなく我々もメンコイババアを目指さなければなりません。
どんな浴衣でも良いからお手々ツナイデ河川敷に花火に行く相手いるだけで 恨めしい羨ましいです。