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2010年09月01日

北海道弁

今朝の北海道新聞の朝刊でおもしろい記事を見つけました。

10年にわたり北海道弁を研究して、8月に「笑説 これが北海道弁だべさ」を

出版した 富良野在住の西本 伸顕さんのことが 取り上げられておりました。

道産子でも標準語だと思い込んでた 意外な北海道弁・・・・

上靴   →   上履き     ざんぎ   →    鶏肉のから揚げ

おつゆ  →   味噌汁     いずい  →    違和感がある

あたる  →   もらえる     まかす  →    こぼす

かまかす →   かきまぜる   いたましい →  もったいない

きかない →   気が強い    ちょす  →   さわる・いじる

番兵する →  番をする・見張り番をする

腹くそ悪い → 胸くそ悪い

私もずっと 標準語だと思っておりました。

北海道弁から 全国区で使われるようになった「なまら」

ルーツは北海道弁で 大泉洋さんが全国区に広げたようです。

又 東北など道外の方言がルーツになっている北海道弁も多いようです。

「はんかくさい」→ばからしい 「げっぱ」→最下位 「へなまずるい」→ずるい

などは 相手を罵倒する言葉ですが、北海道弁はストレートで裏がないし

面と向かって言い合える温かさがあると書かれておりました。

なるほど ですね。

西本さんの北海道弁で好きな言葉として

「書かさる」「見らさる」の「~さる」だそうです。

「ファックス送らさらなかった」というのは 「自分は悪くない」

という道産子の、ある面でいいかげん、他力本願的なところが

でていて おもしろい。

逆に 「きつい」 「苦しい」ことを「ゆるくない」と婉曲的に言うのは

道産子の奥ゆかしさ、忍耐強さを感じます と書かれておりました。

なるほど ごもっともですね。

是非 本を読んでみたくなる記事でした。