今朝の北海道新聞の朝刊でおもしろい記事を見つけました。
10年にわたり北海道弁を研究して、8月に「笑説 これが北海道弁だべさ」を
出版した 富良野在住の西本 伸顕さんのことが 取り上げられておりました。
道産子でも標準語だと思い込んでた 意外な北海道弁・・・・
上靴 → 上履き ざんぎ → 鶏肉のから揚げ
おつゆ → 味噌汁 いずい → 違和感がある
あたる → もらえる まかす → こぼす
かまかす → かきまぜる いたましい → もったいない
きかない → 気が強い ちょす → さわる・いじる
番兵する → 番をする・見張り番をする
腹くそ悪い → 胸くそ悪い
私もずっと 標準語だと思っておりました。
北海道弁から 全国区で使われるようになった「なまら」
ルーツは北海道弁で 大泉洋さんが全国区に広げたようです。
又 東北など道外の方言がルーツになっている北海道弁も多いようです。
「はんかくさい」→ばからしい 「げっぱ」→最下位 「へなまずるい」→ずるい
などは 相手を罵倒する言葉ですが、北海道弁はストレートで裏がないし
面と向かって言い合える温かさがあると書かれておりました。
なるほど ですね。
西本さんの北海道弁で好きな言葉として
「書かさる」「見らさる」の「~さる」だそうです。
「ファックス送らさらなかった」というのは 「自分は悪くない」
という道産子の、ある面でいいかげん、他力本願的なところが
でていて おもしろい。
逆に 「きつい」 「苦しい」ことを「ゆるくない」と婉曲的に言うのは
道産子の奥ゆかしさ、忍耐強さを感じます と書かれておりました。
なるほど ごもっともですね。
是非 本を読んでみたくなる記事でした。