私たちが先日いただいたお料理は
喰切料理(くいきりりょうり)というのだそうです。
関東のお料理のように食べきれないほど、
沢山作ってお帰りの際に、折り詰めをお持ち帰りになるようなことは
しない、関西割烹のもっとも合理的なお料理として、近年歓迎される
ようになったのだそうです。食べきれるだけの少量を、美しく盛り付けて
見た目にも美しく、季節感溢れるように作るのが特徴なのだそうです。
熱い料理は熱々を、冷たい料理は冷たくして、細心の気配りをして
作るので、出されたらすぐいただくのだそうです。
「右打ち一つ引き」と言って、お料理を右側から一つ出したら、前に
食べてしまった器を左側から引いてさげるのだそうです。
宴会料理のように食べかけの器をいくつも並べて、あちこち箸を運んで
お酒を飲むような形式ではないので慣れない方々には不満かもしれませんが
本当の食通の食べるお料理として発達したのだそうです。
日本料理には、ご飯を食べるための料理とお酒を飲むための料理の
二つの型があって、喰切料理はお酒を飲むための料理なのだそうです。
食べる順序も板前さんが工夫して、前の味が後の料理を引き立てるように
順序を考えて作ってあるのだそうです。そのために 食事が献立の後ろの
所にくるのだそうです。お食事の前は全部酒の肴でご飯のおかずでは
ないのだそうです。献立というのはその順序を書いたもので、お品書きとは
違うそうです。
このようなお話をお聞きし、お食事が始まりましたが 最初はみんな緊張で
顔がこわばっておりました。
お食事が進むにつれて、笑顔 も会話も はずんできました。
椀替わりの
きのこ土瓶蒸しがでてくる
頃には 緊張もとけ
土瓶蒸しの中に入っていた
車海老のしっぽをどうするのということで大笑い・・・・
温物のスープは飲みほしていいの????
柿の中に入って
いるのがチーズと
いう人とバターという人で
割れましたが、結果はバターでした。
栗饅頭最中射込みは、本物の
最中のようで みんな 感動しました。
栗と小豆のおこわも 美味でしたが
なんといっても 器がすばらしたった。
最後は 梨の甲州煮と葡萄シャーベット
ほんとうに 「おいしゅう ございました 」
でも 習慣って でますよね・・・・
つい 先に箸をもってしまいます。 これからは 日常でも
器を持ってから 箸をもつように 気をつけます。
最後に もう一度 鹿子嶋総料理長に登場いただき 質問・・・
いろいろ 質問がでましたが、さすが 主婦????
なすそうめんの作り方を教えてください・・・ ここって 料理教室??
作り方は簡単。でもうまく出来るかは 段取りしだいです。なるほど
お料理でけではなく 何事にも段取りが大事なんですね。